認知症介護 二重生活

認知症の母の介護のため自宅と実家の二重生活を送る日々の日記です。

10日目

今日は1日ダメだった。

 

何かを話しかけて来るが何を言いたいのかわからない。

妄想が頭の中に広がりそのことを伝えたいようだが

うまく言葉が出てこないらしく聴き手には伝わらない。

お互いがその状況にストレスを感じてしまう。

 

介護する方としては我慢が必要な場面。

9日目

17時頃に実家に到着。

玄関を開けると母が迎えてくれる。

今日は顔色もよく調子が良さそうだと感じたが、

帰宅の直前に下着の締め付けがきつく倒れてしまったらしい。

 

夕食の準備を一緒に行う。

まだご飯が炊けていない炊飯器を何度も開けようとする。

 

夕食後、食器を洗い片付けを始めるが

箸をしまう場所がわからない。

日常のなんてこともないことができなくなっているのを見ると

確実に認知能力が衰えていることを感じる。

8日目

相変わらず食欲は旺盛。

2、3年前は食事量が減ってきて心配するくらいだったのに

今は食べ過ぎを心配するくらいよく食べている。

 

昼食後、実家に帰るといいだす。

自分がいるときは言いだすことがなかったのに

今日は久しぶりに妄想が出てしまったようだ。

 

とりあえず散歩に出かける。

 

20、30分後、散歩から戻るとまたいつもの感じに戻っていた。

 

夕方テレビのラジオ体操を見ながら体操をやると笑顔が戻る。

7日目

深夜1時半ごろ起きだし何が気になるのかわからないが、

しきりに「大丈夫か?」と確認して来る。

なんとかなだめて寝かしつけるが何度も起きだしては同じことを繰り返す。

やっと3時過ぎに寝てくれる。

 

昼はデイサービスに通う。

 

夕方の散歩から戻ると「誰かが変なことを言って来る」と被害妄想が出始める。

しかし夕食の準備の手伝いをしてもらうとテキパキと作業をこなす。

調子のいい時と悪い時の差が激しい。

 

夕食後、母の昔からの友人が電話をしてくれる。

とても嬉しそうに電話で会話をしている。大変ありがたい。

6日目

朝6時ごろに起きだし元気に朝食をとる。

昨日と比べて、顔色も良く声も大きい。

調子が良さそうに見える。

 

10時頃に父と一緒に近所のスーパーへ買い物に行く。

帰宅後、昼食の準備をあれこれやろうと動き回る。

やっぱり調子は良さそうだが、悪い時と良い時の理由がわからない。

調子が良い時の理由が分かればなるべくその条件を作ってあげたいが。

5日目

いつもと違い朝8時になっても起きてこない。

父が声をかけてやっと起き出す。

 

9:30にデイサービスの迎えが来る。

準備に手間取るが素直に出かけていく。

 

13時過ぎに帰宅。

出された昼食を取らなかったそうなので

自宅でパンを食べさせる。

 

今日は調子が悪いのか視線が虚ろで

何もせずにぼーっとしていることが多い。

 

夕方になり眠いと言いだしコタツで横になる。

夜起きだすことなく朝起こすまで寝ていたのに

昼寝をしだすことに心配になる。

 

18時に夕食。食事はしっかりと食べている。

しかし食事が終わると眠いと言いだし寝室に向かう。

 

以前に比べて穏やかに過ごせているとは思うが、

今日の様子は逆に心配になる。