3日目
朝6:00
今日は深夜帯に起きだすこともなく、
朝起きた時の表情も調子が良さそうだ。
起きて早速、朝食を作れるか聞かれたので
ハムと卵を焼きパンと一緒に食べてもらう。
食事中、お前は結婚したのかと聞かれる。
妻の名前も知っていて、元気にしているかと事あるごとに聞いてくるのに
結婚したことは思い出せなくなっていたみたいだ。
調子が良さそうと感じたがそうでもなかった。
父が外出のため準備を始めると
主婦スイッチが入ったのかエプロンを着はじめて、
服を畳んだり、片付けをはじめだす。
以前と比べて緩慢になった動きを見てしまうと
なんでも手を出してやってあげようと思ってしまうが
できることはやってもらうことで本人もいきいきしてくるようだ。
父の外出を見送ると疲れたのか
今はコタツで居眠りしている。